卒業式
卒業生を祝うような暖かな日差しの中、令和5年4月29日(土)、神田書学院にて卒業式を挙行いたしました。
令和4年度卒業式は、昨年に引き続き、新型コロナウイルスの影響を考慮し、謝恩会は中止とし、式のみを神田書学院にて執り行いました。
書道師範科、ペン師範科それぞれの全課程を修了、卒業試験に合格された68名の方々が晴れて卒業を迎えました。卒業式には大阪からの1名を含む50名の方々が参加されました。
卒業証書授与
会場となる6階は、普段は大教室・小教室の2つの教室がありますが、この日は区切りのパーテーションを開放し、一続きの大きな部屋として使用。正面には「第49回 書学院卒業式」のサインボード、そして大きな松の盆栽が置かれました。いつもと違う雰囲気なのは教室だけでなく、出席する卒業生も着物あり、スーツあり、ドレスありと、普段の授業で見る姿とはちがい。いやが上にも卒業式の雰囲気が盛り上がりました。
定刻となり、卒業式が開式。はじめに卒業証書授与が行われました。授与者は主に専攻Ⅳの授業を担当された永井香樹先生(書道)、福原溪春先生(ペン)が務められました。書道、ペンそれぞれⅠ期、Ⅱ期、Ⅲ期と修了期ごとに全員の名前が読み上げられ、各期の代表者が卒業証書を授与されました。続けて、師範免許状の授与。主任講師である小久保嶺石先生から免許状・標札が代表者に授与されました。その後、卒業書作展の優秀者表彰が行われ、安藤優歌さん、栁瀬佐代子さんが書学院院長賞を受賞されました。
式辞および卒業生代表謝辞
小久保嶺石先生による式辞では、コロナ禍もあり、2年以上をかけた今年の卒業生に対し、その苦労を労いつつ、「石橋犀水先生は 学書者にこれからもおごることなくたゆまずに続けよと「拙を守れ」という忠告と励ましの言葉を残されています この言葉を胸に卒業後も特設科、不二誌、展覧会等で更に腕を磨いていただきたいと思います」と激励の言葉を贈られました。
卒業生を代表して書道師範科・西村和信さん、ペン師範科・栁瀬佐代子さんが謝辞を述べられました。ご自身の体験、苦労、書友との励まし合い、ご指導いただいた先生方への感謝、そして今後の精進の気持ちを、率直な言葉で語られました。
「仰げば尊し」斉唱
最後に、先生方へのご恩と、共に卒業を迎えた書友との思い出を胸に、全員で「仰げば尊し」を斉唱し、卒業式は恙なく終了しました。