期間:2年間(基礎科8ヶ月・専攻科1年4ヶ月)
ペン字の基本から実用書、古典を題材とした作品づくりも行います。 2年目には卒業作品を制作し、師範取得を目指します。
卒業までの流れ
入学
基礎Ⅰ
ペン字の基本:楷書、行書、ひらがな
基礎Ⅱ
かなの連綿・行書・実用書
専攻Ⅰ
実用書横書き、かな散らし書き
専攻Ⅱ
漢字かな交じり文、変体がな、草書、実用書
専攻Ⅲ
師範試験に向けての勉強
専攻Ⅳ
卒業制作
卒業・師範取得
- カリキュラムは4ヶ月を一期とし、基礎科8ヶ月・専攻科1年4ヶ月の計2年で構成されます。
- 同じ基礎 I でもいくつもの曜日・時間帯のクラスが用意されておりますのでご都合のいいクラスをお選び下さい。
- 2年間の過程を修了すると書学院卒業となります。同時に希望者には師範試験を受験し、師範認定を受けることができます。
各コース概要
基礎 I :(4ヶ月)週1回 120分
ペン字の基本:楷書・行書・ひらがなの単体からカタカナまで
大きくのびのびと書くことにより、文字の構成の理解を深め字形のとり方を学びます。特に楷書では結構法について詳細に学習し、ひらがなの単体に重点をおきます。さらに行書の基本を徹底的に学びます。美しい手紙の書き方を始め、実用書式についても学習します。
教材:ペンマンシップ・ぺんの力
基礎 II :(4ヶ月)週1回 120分
かなの連綿、行書、実用書式、俳句、短歌、漢詩を書く
かなの美しさは、連綿が自由に書けることが肝要です。そのために連綿の学習を徹底的に行います。更にその応用編として手紙文やはがき文などを勉強します。その他伝言メモ、議事録など実用書式を幅広く取り上げて、縦書き横書きなどを学習します。俳句・短歌や漢詩などの書き方も学習します。
教材:ペンマンシップ・ペン習字教育講座(下巻)・ぺんの力
専攻 I :(4ヶ月)週1回 120分
実用書、かなの散らし書き、古典の臨書、レポートを書く
横書きを中心に、漢字・かな交じり文を学習します。また俳句・短歌や漢詩など実用書以外のペン字独特の風雅な作品作りに取り組みます。さらにかなの散らし書きも寸松庵色紙などの古典学習を通して発展させます。各種用具(筆ペン・ラウンドペン・つけペン等)を使用してペン字作品の創作にも取り組みます。レポートの書き方も勉強します。
教材:ペン習字教育講座(下巻)・ぺんの力
専攻 II :(4ヶ月)週1回 120分
古典に基礎を置いたかな、変体がな、草書、実用書(筆ペン使用)
速書きの練習や、草書を学習、幅広い創作、古典に基礎をおいたかな、変体がなも学習します。実用書式を離れ、漢字の古典、蘭亭叙・集字聖教序・枯樹賦・書譜やかなの古筆、高野切を学習し、古典の表現を取り入れて高度な技術の習得を目指すと共に師範取得にふさわしい実力を身につけます。卒業の際の作品制作にも取り組みます。
教材:ペン習字教育講座(下巻)・短期上達ペン習字・ぺんの力
専攻 III :(4ヶ月)週1回 120分
師範試験対策
師範試験に向けての学習をします。
教材:ペン字精習(上)・短期上達ペン習字・犀水千字文・ぺんの力
専攻 IV :(4ヶ月)週1回 120分
卒業制作
卒業書作展に出品するための作品制作を行います。
教材:各自選択・ぺんの力
師範試験
書学院卒業予定者および書学院卒業生が師範試験を受験する場合、通常の全国書道検定試験を受験され場合に課される面接・実技試験が免除されます。すなわち、筆記試験の「書道史及び書論その他」のみを提出すればよく、しかも自宅で受験することができます。通常2月中旬に検定試験の問題を発送いたします。
受講料(料金はすべて税込)
入学金
- 一般:10,000円
- 学生:7,500円
※65歳以上の方は入学金を免除いたします。
授業料
基礎 I | 基礎 Ⅱ | 専攻 Ⅰ | 専攻 Ⅱ | 専攻 Ⅲ | 専攻 Ⅳ | |
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一般 | 47,000円 | 47,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 |
学生 | 43,000円 | 43,000円 | 46,000円 | 46,000円 | 46,000円 | 46,000円 |
※ペン師範科はぺんの力(1冊700円)を副教材として用います。
師範試験受験料
- 一般・学生:14,500円
その他のコース
授業日程・時間割
各書学院のぺージをご確認ください。