
基本的な篆書、及び篆刻の実技を修得します。実技と理論と鑑賞の三面より専門的研究を深め、作品制作を行います。
卒業までの流れ
入学
基礎Ⅰ
篆書の練習と一字印の制作
基礎Ⅱ
二字印から四字印の制作
専攻Ⅰ
古印の模刻から倣刻へ
専攻Ⅱ
近代大家の印の模刻
専攻Ⅲ
雅印制作 漢字用印、かな用印、新和様用変形印
専攻Ⅳ
大作印制作
- カリキュラムは4ヶ月を一期とし、基礎科8ヶ月・専攻科1年4ヶ月の計2年で構成されます。
- 週1回、120分授業です。
- 2年間の過程を修了すると書学院卒業となります。
- 卒業後も特設科受講や聴講生として篆刻の学習を続けることができます。
各コース概要
基礎 I :(4か月)週1回 120分授業
篆書の基礎練習・篆刻の基本学習
印づくりのために篆書を練習し、印の作り方の手順と方法を学びます。印稿(印の原稿・仕上げを想定しての設計図)作り、印面への文字の入れ方、刀の運び方・動かし方を学びます。最後に一字印を制作します。易しい字から難しい字へ段階を経て制作します。
教材:はじめての篆刻、標準篆刻篆書字典、鄧石如、篆文般若心経ほか
基礎 II :(4か月)週1回 120分授業
二字印・三字印・四字印の制作
語句のまとめ方を中心に学び、印稿、字入れ、刻と段階を追って進めます。
教材:標準篆刻篆書字典ほか
専攻 I :(4か月)週1回 120分授業
漢印・秦印の模刻
印の規範とされる漢代の印・秦印、古壐の模刻を通して、基礎力を養成します。
教材:篆刻字林ほか
専攻 II :(4か月)週1回 120分授業
近代の印の模刻
近代篆刻の始祖とされる鄧石如、碑学派の書家としても知られる趙之謙、清代末期の呉昌碩などの印を模刻し、印の見方、作り方の基礎を学びます。
教材:篆刻字林ほか
専攻 III :(4か月)週1回 120分授業
雅印の制作
基礎力の応用としての雅印の作り方を学びます。漢字用印(条幅用8分・7分・4分)、かな用印(条幅用6分・半紙用3分)、新和用変形印(半紙用4分)を制作します。また印の落款ともいうべき側款の入れ方、印の保護を目的とする印バカマの作り方を学びます。
教材:篆刻字林ほか
専攻 IV :(4か月)週1回 120分授業
卒業制作
卒業書作展に出品するための作品制作を行います。
教材:篆刻字林ほか
受講料(料金はすべて税込)
入学金
- 一般:10,000円
- 学生:7,500円
授業料
基礎 I | 基礎 Ⅱ | 専攻 I | 専攻 Ⅱ | 専攻 Ⅲ | 専攻 Ⅳ | |
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一般 | 55,000円 | 55,000円 | 55,000円 | 55,000円 | 55,000円 | 75,000円 |
学生 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 50,000円 | 70,000円 |
その他のコース
授業日程・時間割
各書学院のぺージをご確認ください。