2025年6月1日(日)に開催された開塾セミナーの様子です。
久々の開催となった今回は、募集が始まるとまもなく定員いっぱいとなり、
昨年度の卒業生を中心に、多くの皆様がご参加となりました。
ご登壇いただいたのは、
●南丘教室 中條琳音先生
●紅彣教場 磯崎香月先生
●白鳥教室 佐藤香蓮先生
日々の現場の生の声を交えながら、
開塾当時のお話、生徒さんとの繋がり、指導に対する心構え、
月謝や税務申告に関することまで、
実体験に基づく貴重なお話をいただきました。

中條琳音先生
大人と子どもが一緒の教室でお勉強しているという中條先生のお教室。 幼稚園生から70代の方まで、世代を超えた生徒さん同士が「書友」として交流しているそうです。
子どもたちは騒ぐことなく大変静かに集中しているそうで、 和やかで気持ちよく学習できることは、継続にも繋がるとのこと。
指導だけに留まらないお教室作りの大切さを感じました。

磯崎香月先生
長年ボランティア活動をなさってきた磯﨑先生。 教えることに自信がない方こそ、是非ボランティアでの指導を、とおすすめされていました。
一生懸命教えていたら生徒さんが喜んでくれて自信につながる。 どのように教えたらよいか、それは教えながら学んでいくこと。
「ずっと勉強を続けてください」 「書友をたくさん作って大切に 仲間がいるということで救われます」
受講生の背中を押してくださるようなお話でした。

佐藤香蓮先生
指導のモットーは「楽しく、少しだけ厳しく」という佐藤先生。 子どもたちにはどのように説明をすれば伝わるのか、その工夫と具体的に指導することの大切さをお話しくださいました。
一本の線が上手に書けたら、すごく褒める。 とにかく褒めて褒めて褒めた後に、直して欲しいことを伝えるそうです。
また、 先生の実体験として、ペン師範科の受講をおすすめなさっていました。 字形の取り方を具体的に言葉で説明することができるようになり、子どもへの指導に大変役立つということです。
お教室の形は、先生によって様々です。
ご参加の皆様は、熱心にメモをとりながら真剣に耳を傾けていました。
先生方は口を揃えて、自分自身も学習を継続していくことの大切さを述べておられました。
特設科・不二誌等で研鑽を続けつつ、是非勇気をもって開塾への一歩を踏み出していただきたく、
本セミナーがそのきっかけとなれば幸いです。
ご参加いただいた皆様、ご登壇いただきました先生方、
どうもありがとうございました。